Q リウマチで有名な大学病院も受診してみたが、あまりよくならないのですが。
Q リウマチで名医といわれる大学教授の外来を受診してみたのですが、3分診療どころか1分診療で眼をあわせてもらえず、がっかりしました。
A リウマチ科と看板を出していても、片手間にみている程度のところも多く、あたりはずれが大きいため、どうしても名の通った大学病院のリウマチ科に患者さんは集中してしまいます。私も数年間、東大病院整形外科のリウマチ診療部門で診察していましたから事情はよくわかります。
もちろん、日本の大学病院は研究分野では世界トップクラスですし、名医と呼ばれ優秀な医師が多いのですが、研究や入院患者の管理など忙しすぎるため外来でひとりひとりの患者さんを丁寧にみていくのは時間的に困難な状況にあります。特にリウマチのような特殊な疾患では、薬剤の副作用に厳重な監視の眼を常に光らせておく必要があるため、個人に応じた最適量の薬の調節を行っていくのにはとても、十分な時間がとれないという制約があります。
また、大学病院は研究がもっとも大事な仕事なので、外来診療などで実績をあげてもあまり評価はされませんし、給料があがるわけでもないことも大きな要因です。
反対に、もし薬の副作用などで死亡者などが出たりすれば、新聞に出たり、大変な責任を問われますからどうしてもほどほどのところで無難な治療をということになってしまいます。
私のように、欧米での標準治療にならった薬の使い方(日本では大胆な治療とされてしまいますが)をするのは大学病院や公的病院では非常に困難な状況です。